盛岡市 S様邸

2世代の弊社建築士が手掛ける新築からリフォーム
◇弊社の先代が手掛けた新築住宅◇今回は屋根の痛みにり、張替時に仕上げをシングルアスファルト材に変更。
・野地板の重ね張り補強。 屋根材の選択理由:
屋根勾配がキツク、毎年の大量の落雪が有り、歩行スペースの雪かきが大変だった為
落雪量の低下を狙いシングルアスファルト屋根に決定。
急勾配屋根なので積雪負担が少ないですが、落ちにくい特性への対策として野地板の補強も含め強度アップに努めました。
・現代では流行になってきている軒ゼロデザイン。
破風部分を出来るだけ小さく演出したい狙いがあり、3段段破風を屋根屋さんに造作して貰い、段差によって生まれる凹凸ラインがスマートに引き締めてくれます。
◇外壁張替に伴い、断熱改修+構造用合板も当時の物から張替
・内壁はリフォームしない為、本来行うべき内壁からの断熱工事ではなく、
外部から高性能GWを充填しました。
・内壁のボード裏には防湿シートが既に貼り込まれていたので丁寧な施工をすれば断熱効果、防湿効果は担保出来ると判断しました。
・サイディング材にはアメリカ・カナダなどの寒冷地で50年以上の歴史を持つ塩ビ(樹脂)サイディングを採用。
・塗装では実現出来ない立体感。
・塗膜処理ではない為、剥げる事が無く塗り替え不要。
・同一壁に対しての変色保証が30年。
・かなりの軽量材の為、建物への負担が少なく住宅の長寿命に役立ちます。
・一番の理由は既存のデザインの雰囲気を壊さず、さらに数十年雰囲気を保たせるのに最適だと思ったった点です。
・大型風除室は金属サイディングでIGKOGYO様の白のフラットデザインを採用。
・勾配天井には杉の羽目板を張り詰めました。また屋根勾配を変え、2階屋根とのバランス、窓類のバランスをシンメトリー化する変更を行いました。
・外部の大型木製バルコニーも板材の劣化が見受けられた為、当初30mmの厚さだったものを45mmの板に変更+防腐塗装処理。
シルバーアッシュ化したクロスデザインの手摺は耐久性のコンディションは良いため、炭色に塗装しそのまま使用。
バルコニー下には外で使う物を仕舞う物置を造作。
無垢の板を使用した当時からの造作階段。その壁には杉の羽目板を張込みました。
◇先代から当代へと引き継ぎ、先代の描いたデザインを進化させれた大切な建物です。









