盛岡市 F様邸

高低差と狭小スペースの活用
全面道路と建物部の地面の高低差は1m以上。玄関に入る為の既存の階段は敷石を置いてある不安定な状態。
庭木が植えて有り山になっている部分を削り駐車場として使う計画に。
まず玄関へのアプローチ階段をコンクリート+タイル。又は金属階段などの案も出ましたが、弊社では木樹脂という木材の練り込まれた合成樹脂の素材を使い階段を作ってしまおうという提案をしました。
階段の為の材料では有りませんが、弊社ではウッドデッキ、フェンスなどを作る時に多用している部材で、デッキ材としてはコストが割高ですが階段を作るとなると安価に抑えられると思ったのと、雨ざらしで使う事、凍害の心配も有る事、転んだりしにくく、転んでも被害が少ないだろうという事での提案でした。
写真のサンプルが有る訳ではないので説明する為に一度木でサンプルを作ってしまいました。(そのまま工事中の仮設階段として使用しました)
こちらでイメージがしやすかったのと、素材は違えど実際に歩いてみた時の安心を体感した事で、是非にとお願いされました。
階段脇は落下防止でL型擁壁を使用。
玄関前は同質材を用いて落下防止のフェンスも制作。
車庫スペースは庭木や石、土の除去を行いアスファルト舗装。距離に対して勾配がキツク、施主様のローダウンカスタムされた車を乗せる設計には手を焼きました。
施主様も工事に興味を持って頂き、階段制作の時はお手伝い頂きビス打ちで助けて貰いました。
弊社では状況に応じて適応する商品が無くても、適応する材料を選定、デザイン、カスタムをして仕上げてしまう技術を日々高めています。









