盛岡市 K様

〖店舗から住居へ』 暮らしのデザイン
■ 介護環境を整える為に来客スペースを住居へ2階が住居だったお家の生活スペースを1階に移す事
1階床が土間コンクリートの為、配管関係が一番苦労する点です。(音・埃・)
通常の店舗工事の様に、配管スペースを床上げする場合は問題有りませんが、テーマが介護なので最大限のバリアフリー化を目指す為に
フラットの仕上がりを目指しました。
介護・生活を出来る限り快適に、敷地・コスト・高低差の制限を達成する為に様々な思考を巡らせます。
変更出来る間取りと難しい箇所・必ず必要な浴室・トイレ・洗面等の水廻り。
水廻りの工事には斫りが必要。
より配管ルートを短くし、かつ車椅子が楽に通れる通路幅の確保。
ゾーニング段階で施主と何度も話し合いご意見と提案を繰り返しました。
一番の目的は介護 そこが優先順位の最上位です。
そこが解決してから、ほぼ同コストの中で施主に似合うイメージの仕上げとなりました。
■ お客さんの優先順位を見誤らない様に心掛けます。
人は皆、本当に多種多用な価値観・世界観を持っています。
見た目がとにかく重視の方、性能が重視の方、間取り重視の方、コスト重視の方、重複する方、
そこにコストという大切な制限がフィットしないといけないので、苦労される方が多いと思います。
大きな出費を伴う時、人は視野が狭くなる・気持ちが大きくなったり・臆病になったりします。
それはその後の暮らしのデザインに影響を及ぼすので、私達はその心を整えてあげる事を意識しています。
大切なのは建てるコトではなく、そこでどんな暮らしをするかだと思って居るからです。








