盛岡市 S企業様

入所者様の安心・安全の為に浴室リフォーム
■介護施設のリフォームには様々な壁が有りますので、参考になればと思います。24時間稼働している施設での大掛かりな工事は気を付けなければならない事が沢山有ります。
工事の注意点と工事自体を行うのに気を付ける事が有るので、その2点を出来るだけ分かり易く解説したいと思います。
今回のご相談は浴室の慢性的な漏水の改善と、被害状況の復旧です。
●既存の浴室はタイル風呂でした。
タイル風呂が悪い訳ではなく、大きなサイズのシステムバスがほとんど存在しないので仕方ない部分ではあります。
だからこそ、漏水対策、劣化対策、気密、断熱工事が必須となります。
今回はタイル目地、排水口廻り、窓枠廻り、建具枠からの溢れ水からの漏水被害が大きく
土台・柱・間柱・断熱材・下地ボード・床下地・まで広範囲にわたり腐り、シロアリ被害も発生していました。
被害ヶ所の全撤去、全ての下地、断熱、気密、配管を既存以上に改善復旧します。
ただの復旧では状況は変わらずなので、徹底的に原因解明に力を入れました。
予算の調整打合せと共に、必要な性能と価値を協議して仕上げの提案もしました。
床の目地、排水部、枠への漏水が一番の原因となっている為、特殊な加工もふんだんに取り入れ成功しました。
1年使用頂いてからも確認に行くと、問題なく可動出来ている事が確認出来て嬉しかったです。
■24時間稼働の事業所の中でも、日々の来客も兼ねている場合、工程計画が重要かつ難しい点です。
・ケアマネージャーさんとの協議も必要
・通所者さんとご家族の都合
・事業と止める期間の施主の都合
・上記を加味すると工事日は大体通常大型連休に重なる事が多くなるので施工者の都合
・深夜・休日帯での施工ではコストの面で少し上がってしまっても、優先順位が日程な事が多いです。
この様な打合せを重ねてやっと工事を着工出来ます。
特に水に関わる仕事は解体後に思わぬトラブルも有りがちなので、時間とコストのバッファが必要です。
皆が沢山の事を考え、力を合わせて行うお仕事は完成した時の達成感が凄いです。
特殊工事になる事が多いですが、実績のある弊社に相談を頂ければ、より良いご提案が可能です。








